• テキストサイズ

it!《気象系BL》

第7章 夢



Sho



去年から、ずっとずっと、俺のなかで流行りに流行ってる歌がある。


男性ボーカルのアコースティックなその曲を、初めて聴いたときは衝撃をうけた。


…まるで、そう。あなたのことを歌ってるみたいなんだ。


聴き込めば聴き込むほど、もはや、そういう風にしか聞こえなくて。


ネット上でも、一部のあなたのファンの人たちが、その歌に上手に映像をのせて、その切ない気持ちを表現してて……俺は、それを目にするたびに、胸が苦しくなっている。


もしみんなの前から……俺の前からいなくなっても……どうかまた、必ずあらわれてほしいよ。


過去に一度、この話をあなたにしたら、


「……ふふ……」


と、困ったように笑ってたっけ。






仕事帰りの車に揺られながら、俺は、ぼんやり車窓をながめ、それらを思い出していた。
歌詞にリンクするような夕焼けに染まる街並みのせいだろう。


収録が少し早めに終わったから、帰宅時間も大幅に繰り上がった。

こういう日は、このままジムに寄ってもいいんだけど、今日はなぜだか直帰しようと思い至り、こうして、帰宅の途についている。
/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp