• テキストサイズ

it!《気象系BL》

第4章 永遠



「うん……これ翔ちゃんだと思って、ずっとつけておくね」

「…………」

「いつか……きっと返すから」

「……うん」


翔ちゃんの真意はわかってる、と想いをこめて頷いた。


……きっと、戻るよ。



翔ちゃんの腕が俺を抱き寄せた。

ふわりと翔ちゃんの香りに包まれる。
温かな胸。

俺は両手を翔ちゃんの背中にまわした。


「兄さん……智くん」

「ん?」

「……好きだよ」

「……うん……俺も」

「俺を忘れないでね……」

「(笑)当たり前だろ。俺、どこ行くってんだよ……」


ふふ、と笑いあい。

……静かに唇をあわせた。





少しだけ……俺のワガママ許してね。
戻るのは、翔ちゃんの隣と決めてるから。

大丈夫……帰るよ。

きっと、必ず。



ニット帽子でくちゃくちゃになった髪の毛を、やさしくすいてもらう感覚に浸りながら、俺は、ぎゅっと翔ちゃんにしがみついた。


fin.

/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp