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【ワンピース】安らげる場所

第5章 安らげる場所_5章


昨晩のローの言いつけの通り、
船は島に上陸した。
船員たちは船の食料や水、酒など必要な物を買い足した。
次の航海はまた長くなるのか、大量の荷物だった。

みんなと歩いていると
ベポがマリアに話しかけてきた。

「なぁマリア〜、虹色のわたあめって知ってるか?」

「ん?うーん、話は聞いたことあるよ。
なんでも綺麗な虹色で、
7種の甘味が味わえるとかなんとか…。」

「そう!!俺、虹色のわたあめ、食べたいんだ!
マリア、店を探しに行こう!」

「え、この島にあるの?
…でも、勝手にみんなから逸れたら
後で怒られちゃうよ。」

「ちょっとくらいだいじょーぶ!いこうー!」

ベポのペースに巻き込まれてマリアはベポと共に仲間と逸れて虹色のわたあめを探すこととなった。

だが、幾度歩いても見つかることはなかった。

「ズーン…」
ベポはすっかり落ち込んでいた。

「(あれだけ目を輝かせてたもんなぁ…。)
ベポ、仕方がないよ、また次の島で探そうよ。」

「うん…ありがとう、マリア。」

「(可愛い…!)」

マリアはベポに甘かった。


「おい、お前ら、そのマーク、
『ハートの海賊団』じゃねえか?」

柄の悪い海賊らしき男達が数名こちらに声をかけてきた。

ベポが咄嗟に口を開いた。

「ち、違います!!」
「え!?否定するのは早いね!?」
というかどう見てもこのつなぎの服、
ハートの海賊マーク付いてるような…。

「見間違えるはずがねえ!
昔、お前のとこの船長には世話になってなぁ…
落とし前付けてもらおうか!?」

柄の悪い男達は、武器を取り出した。
闘うしかないと、ベポとマリアは悟った。
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