第8章 10万PV御礼。もし赤井カップルが緋色の弾丸を観ていたら?§
いつもの決め台詞『真実はいつも一つ!』から始まる本編。
というか、弟と妹居たんだ?
意外。
あ、でも確かにお兄ちゃんな感じはする……かも?
「どうしたんですか?」
「何でもないわよ…」
少々むくれながら、再び視線をスクリーンに戻す。
丁度、鈴木財閥の社長が姿を消し、少年探偵団のメンバーが解決する場面だった。
っていうか、鰻の匂いとか……
どんな鼻してるのよ……
超電動リニアの話題になり、園子お嬢様が少年探偵団の子供たちに、プラチナチケットを配り始めた。
やっぱり凄いわ、鈴木財閥。
恒例となっている博士のクイズ。
私も隣の秀一に耳打ちしてみたら正解だった。
「よく、出来ましたね」
「ちょっと、子供扱いしないでよ…///」
でも、ちょっと嬉しかったり。
ううん、二人で観ているだけで、二人っきりじゃないんだから。
自重しないと。