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Honey Strawberry【BL】

第1章 恋をした


二人きりになって、気まずい空気が流れた。

買い物を済ませて、ジェルくんの家に
向かってると…

さ「なーくん。ちょっとこっち来て。」

な「うん…」

怒られるかな…
嘘ついたから…
でも、さとみくんから言われた言葉は
予想外のものだった。

さ「ごめん。」

な「え?」

さ「俺がもっと早く付いてたら、」

さ「なーくんを一人にしなかったら」

さ「側にいたら、怖い思いさせなかったのに…」

な「…いや、いやいやいや」

な「そんな事無い!俺が…俺がもっとしっかりしてればよかったんだよ…」

な「さとみくんは何一つ悪くない!」

さ「なーくん…」

さ「うん。分かった。でも、」

さ「今度から、何処か行くなら絶対俺呼んで。」

な「いや、でも…」

さ「どんなに忙しくても駆けつける。」

さ「もう二度と、怖い思いはさせない。」

ギュ

そう言って、さとみくんは俺の手を
握った。力いっぱい。

凄く申し訳ないけど、
さとみくんの思いが凄く嬉しかった。

な「うん。絶対電話する。」

な「俺を一人にしないでね…」

今日は、さとみくんと大切な約束をした日。
忘れずに、刻んでおこう。
そう、強く思った。


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