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The end of the story 【ツイステ】

第1章 mirrorハプニング!




「俺達ずっと新しいゴースト仲間を探してたんだ。お前さんたち、どうだい?」
「……うーん。死んだときのために考えておきます」
「ううう……お、オレ様は……大魔法士グリム様はこんなお化けこ、怖くないんだゾ!!
ふ、ふんな"ああーー!!」

またまたグリムの口から青白い炎が飛び出してくる。この炎は見てる分には綺麗だけど、ちゃんと近づくと熱さを感じる本物の炎だから屋内でそう何度火を吹かれると火の粉が舞ってしまう。それが着火したらと思うと背筋が寒くなる。

「グリム!屋内で火を吹いたら火事なっちゃうよ!」
「ふなぁ!!オレ様に指図するな!!」
「どこに向かって吹いてるんだ?」
「こっちだ、こっち!いひひひ!」
「くっそー!出たり消えたりしてズルいんだゾ!!」

グリムが現れたお化けに炎を吹き付けるが、当たる前にすぐに消えてしまう。
この様子を見ているとだんだんとモグラ叩きのように見えてくる。いくらやってもキリがないとさすがのグリムも分かっているようだ。

でも、お化けが怖くて目を開けられないって感じかな……。


「あ、グリム!右に向かって吹いて!」
「だから指図するなって…ふな"あっ!」
「もう……だから言ったのに……」

グリムの右側から驚かそうとする白っぽいゴーストが見えていたから声をかけたのに。グリムって本当にツナ缶ないと動かないわけ?

「グリム…ゴーストたちを追い払えれば入学させれもらえるかもよ?」
「なぬっ!……でも、こんなヤツらオレ様一人でも……」
「グリムが頑張ってくれたらツナ缶もついでにプレゼントしちゃうよ」

と言っても私自身はお金を持ってないのでクロウリーさんに請求しないといけないけど。
私の一声…というよりツナ缶欲しさかもしれないけどグリムは渋々私の言葉に頷いた。

「っオイ、オマエ!お化けがどこにいるか、オレ様に教えるんだゾ!」
「りょーかい!ゴーストさんに恨みは全くないけど、一度出てくれないとグリムがこの家燃やしてしまいそうだから追い払わせてもらうよ……」

目を瞑ってしまっているグリムの代わりにゴーストの居場所を一つ一つ教えていく。一度成功するとグリムはすーぐ調子に乗ってしまうので加減がとても難しい。

「次は左に出るよ」
「ふな"!」
「あちちちちっ!」

へぇ…ゴーストって死んでるのに熱さは感じるんだ……



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