第8章 第8話 監察官@
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監察官「報告は以上だ。後は君の口から直接聞かせて貰おう、この一週間君に神力供給をしたのは誰かな?」
千歳「……」
監察官「結局だんまりかい?イイかい?この本丸は明日から聚楽第の調査に行ってもらう。優判定が貰えれば君も晴れて一人前の審神者さ。それに、心強い仲間が一人加わることになる。君の返事次第でね」
千歳「私の返事?」
監察官「僕は聚楽第の調査結果を政府に仲介する任にもついている。君の返事次第で口利きをしてあげても構わない。ただし、条件がある」
千歳「条件は聞きません。口利きはいらない。うちの男子達は錬度こそあまり高くはありませんが、ここ一番の勝負強さがある。私はそれに賭けます」
監察官「ふはは。なるほど面白いね。なら一つ、僕と君で賭けをしよう。君の男子達が今回の調査で不可を取らなければ君の勝ち。今回の神力供給の件は不問にしよう。でも、一つでも不可を取ったら僕の勝ち。その時は僕の言うことを聞いてもらうよ?」
千歳「分かりました、ではそれで」