第1章 第1話 誘い(いざない)
刀としての扱いを受けているに、ここまで恥ずかしいのは何故だ‼️
山姥切「とりあえず、返してやれ」
「じゃあ、代わりはお前だ。国広」
山姥切「何故…」
「山姥切とは呼ばれたくないんだろう?それに顔を隠すお前に山姥切の名は重すぎる、だからお前はこれから私の国広だ」
山姥切「っ…////」
ブワァと誉れ桜が咲き乱れる。
「何だこれ」
こんのすけ「誉れ桜でございます❗」
山姥切「すまない、薬研」
山姥切が頭を下げると初鍛刀の少年はすっかり落ち着きを取り戻していたらしく、ハッキリとした口調で初期刀に返事を返す。
薬研「ん?構わないぜ。その代わり、気がすんだら後で返してくれよ。たーいしょ」
おぉ、国広よりも男前だな、薬研。
審神者の中で薬研の株が少し上がった。
こうして、初期刀山姥切国広と初鍛刀薬研藤四郎の受難な日々が幕を開けたのだった。
おまけ
こんのすけ「危なかったのです……人形であれば確実に当たっていたのです」
暗闇の中で審神者が回し蹴りをした際、すんでのところで回避したこんのすけ。
それ以降、審神者の物騒な物言いや行動に怯えているのは内緒なのです。
終わり。