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刀剣乱舞 ミラーツインズ R18

第36章 後日談 廻り


歌仙「あそこは僕の趣味には合わなくてね……結局二年待つことになったけど、君があの本丸に来てくれて助かったよ」

千歳「何故……」

歌仙「確かに君なら正直に話せば身体を開いてくれたかもしれないね。……僕は狡いんだ。君に想われる資格はない」

千歳「そうやってわざわざ自分を追い込むのか?」

歌仙「主」

千歳「千歳でいい」

歌仙「君…人の話聞いてたかい?」

千歳「私はあの本丸にお前が居たことで救われた。それは事実だよ」

歌仙「それが全て虚構でもかい?」

千歳「ああ」

歌仙「君もお人好しだね」

千歳「お互い様だろう?」

夕闇に溶けていくような彼女の儚げな笑顔を見ながら。

歌仙「今度は本気になってもいいかい?」

彼女に聞こえないように自重気味に呟いてみる。

千歳「ん?」

君はそうやって、僕にもちょーぎの様にやり直せと言うんだね?

歌仙「いいや、ありがとう。千歳」

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