第8章 メガネ【月島蛍】

ゆっくりと唇を離す






もっと暴れるかと思ったんだけど…
明らかに向こうも離れがたいって感じてる、
ねっとりとした離れ方







「拒否しなくていいわけ？」

『………』

「…いいんなら続けるけど」







もう一度口付ける。

そっと離し、また口付て… 啄むように何度も唇を重ねる

次第に熱が帯び、互いの舌が触れた






ゾクゾクする







穂波さんの舌が僕の口内にはいってきて、
艶かしく這い回り、僕の舌を優しく絡めとる








押さえている両手を頭の上に持っていき片手で両手首を押さえる。
空いた手でつーっと首筋を撫で下ろすと、ピクッと身体を捩らせた

…唆るな、これ。









服の上から胸に触れる。
包み込むようにして下から上にそっと揉み上げる






『…ん………』







唇が離れ甘い声が小さく漏れる








こんなとこでこんなこと…
僕も僕で大概… 馬鹿だ…

…でもちょっともう、止められる気がしない