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  …妄想だし?  【ハイキュー!!】

第7章 衝動と反応と【赤葦京治】







『また、もし会うことがあったら、次も書店かな?図書館かなぁ』

「どちらも、俺はよくいく場所」

『わたしも』

「というか、もう俺は穂波ちゃんの降りる駅どころか家を知ってるし、
衝動が抑えられなくなったらきてしまうかもしれない」

『あ、そっか。 …それは、嬉しい』

「でも、それは最終手段に取っておくよ。会えない時間も楽しんでみたい。
こんな感情を人に、女性に抱いたのは初めてだから」

『………』

「穂波ちゃん、好きです。 今はこれだけ、想いだけ伝えておく」

『………』

「じゃ、ご飯もお風呂もありがとう。俺はこれで…」

『わっ わたしも… 京治くんが好き。 一つ、しないといけないことがあって…
それを終わらせたら、わたしやっぱ京治くんに会いたいから、探しに行く。会いに行く。
どこに住んでるのかも、どこの学校にいるのかも、部活をしてるのかも知らないけど…
きっと知らないままでも会える、気がする。
そんな風に思えるような日だった、よね… 日だったの、今日わたしにとって。京治くんとの時間が。
…だからっ」

「うん。ありがとう。 俺もそう思う。 だから、俺を見つけてくれるの待ってるよ。
待って、待って、待ちきれなくなったら、会いにくる」

『…ん。 じゃあ、またね。 さようなら』

「うん、またね。 さようなら」







そうして俺は穂波ちゃんの家を後にした。
なんだこの高揚感と達成感と安心感。
それからずどんと重い腰…







俺の衝動。
穂波ちゃんの反応。
俺の反応。
穂波ちゃんの衝動。









化学変化のようにいろんなものが重なり合った時間だった。








もし、また会えたら。
次も衝動を抑える必要はないだろう。
きっと互いの想いが溶け合うように、全ては流れて進んでいく。







ーENDー








*夏の合宿に穂波ちゃんはマネ代理として参加するので、
約1ヶ月に音駒の体育館で2人は再会しましたと、さ*
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