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  …妄想だし?  【ハイキュー!!】

第11章 歪み【月島蛍】












「…ぅわ、結構すごいことになってるね、ごめん」









内出血と擦れてできた小傷が結構すごくて、あと少しで血が出そうな感じになってる。











『謝らないでいーの。わかっててやめてって言わなかったんだもん』

「………」

『痛みと快感が錯綜する感じがまた… 気持ちよかったから……』

「あはは、そっか。 でも、ほんとしっかり痕がついたね」

『…ん』

「犯された感じすごいね」

『…ん、だからわたしもいっぱい痕、つけるね?
あ!蛍くんの腕も縛ろっか。 それでさ、手と口でいっぱいするの。
蛍くんが堕ちちゃうまでなんどもなんども、して。
それから堕ちた頃にわたしがもらうの』

「もらう?」

『もうだめーっていう蛍くんに跨るの』

「…いやちょっと待って、さっきから快活にえぐい感じやめて」

『えー… でももっとみたいもん、さっきまでずっと見れなかったし、
蛍くんのいろんな表情、もっともっとみたいもん』

「……もういいから、ちょっと黙って」











このままだと、僕が逆に犯される。
しかも、結構エグめに、搾り取るような勢いでやる気だし。










穂波さんにその願望が芽生える前の、
願いを叶えれば、ちょっと流れは変わるでしょ。










ぎゅっと抱きしめて、
優しく口付けて、
穂波さんも僕の背中に腕を回してぎゅーとしてきて。

甘い、時間だ。

そもそも、単純にこの人が好きで仕方なかったのだから、
歪んだものなんて抜きにしたって十分幸せだし、楽しめる。

…あれ、でも穂波さんは?











『……ずっとこうしたかったんだなぁって、わかっちゃった。
蛍くんのこと、もうほんとはずっとずっと好きだったんだよ』

「…そっか」











歪んだ行為で僕に堕ちたわけじゃないならこの先も安心だ。











幸福感に包まれながら、
何度も甘くキスを交わしていれば、
どんどんとそれは深くなっていき、
身体も深く絡みあっていく。












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