第4章 図書室から始まる
しみじみとしたイヤな感じの雰囲気になりついにはミヤビが涙を流した。泣き顔がバッチリ見える位置にいるのでつい見とれてしまうしこれからの話も聞きたいのだがこれ以上進まれてもいけない。
隠し部屋からさっさと出てミヤビ達から一番近い図書室のドアの前に立ちドアを開ける。
泣いたミヤビがもっと近くで見たくってこちらへ呼び寄せると伺うような顔で近づいてくる。
距離が近くなりグッと顔を上げこちらに目を向けるミヤビはため息が出るほど可愛らしい。
ついいじわるをすると分かりやすく顔を赤らめて吃っていた。いじめ続けるのも可哀想なので四人を図書室から出してやる。
勿論抜かりない私はハンカチは既に回収済。近くに来た時抜き取ったのだ。
そうして今に至る。