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《イケメン戦国》未来から来た戦国姫

第5章 光秀と参謀




(ピストルなんて無い方が良い)

未来を知っているから、尚更、思う。

ピストルなんて、武器なんて、無い方が良い。
結局、武器はどうしても、人を殺す道具だからだ。

「光秀様……私は…武器作りは……」
どう言って良いか分からず、全てを口に出来ないまま、下を向いた。
が、光秀様は
「お前の言いたい事は解った」
静かな声でそう言うと、1度受け取ったあの紙を、スッと私の膝の前に滑らせて寄越した。

「俺は帰る。お前も早く休むが良い」
足音もなく、襖が滑る音だけが静かに聴こえて消えた。




瑠璃は光秀の消えて行った襖をみて、
部屋で独り、紙と膝を突き合わせていた。







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