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私が死のうと思ったのは【ヒロアカ夢】

第11章 タイムオフ



雄英での生活が始まってからはどうやら緑谷たちと仲良くやっているようで、以前よりだいぶ社交的な雰囲気になっているようだが。

しかし、たまにふと横の彼女を見ればまたあの感情のないビー玉の瞳が座っていることが多々あった。

(今日は欠席か?)

一昨日の襲撃事件で緑谷と共に負傷していた彼女はまだ回復していないのだろうか。しかし彼女よりも重症だったらしい緑谷本人は、普通にピンピンとした様子で席に座っている。

(心配だな…連絡、いや連絡先しらねえな…)

そんなことを考えているうち、当然のように来た包帯だらけの相澤先生は、俺たちA組に雄英体育祭の話を切り出した。







次の日、何事もなく登校してきた希里はいつもの様子で。欠席の理由を聞いても寝過ごしたから休んじゃった、と言うだけでごまかすように笑っていた。

そう言われてしまえばそれ以上深くは聞けるわけもなく、
俺は口を閉ざしたのだった。


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