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あなただけを…

第60章 ➖煙➖



「あれぇ〜?サラ?髪下ろしてる〜♪
 おはよ〜♡」

「おはようございますサラ…
 貴方のその姿は初めて見ましたね…」

双子がひょっこりと顔を出した

『ん〜?…フロイド、ジェイドおはよ〜』

もう食べ終わり紅茶を楽しんでると
2人が声をかけてきた

「なーにその声…ヤバっ」

「…アズールにですか?」

少し掠れて低い声になってる私に驚く2人

『あぁ…ね?うん…アズールだね』

「ほぉ…と言う事は…」

「へぇ〜…ヤッたんだ?アズールと」

ストレートすぎる発言に思わず咽せてしまう

『ケホッ…ケホ…ッ…はぁ。
 フロイド!直球すぎるんだけど…』

「だってぇ〜…1番わかりやすいじゃ〜ん♪」

「フロイド…
 流石に今の発言はどうかと思いますが…
 はぁ…そうですかアズールと…」

『ふふ…。
 まぁ…フロイドらしくていいわね。
 2人が助けてくれたから頑張れたのよ…
 ありがとう。コレで……』

その言葉を聞き
妖しく微笑みかけながら
ジリジリ距離を縮める2人

「サラ〜♡続きってさぁ…
 オレ達がおとなしくなるとか思ってる?」

「フフッ♡いやですねぇ…サラ
 アズールのものになったから
 と、いって僕ら兄弟が貴方を…
 諦めるわけないじゃないですか」

「そうだよぉ〜?
 アズールに飽きたらさぁ〜…
 オレ達のとこまで…いつでもおいで♡
 ………って、サラタバコ吸った?」

フロイドが私に抱きつきそんな事を口にした

『あぁ…さっき吸ったね…。
 2人はダメよ?未成年だし…』

(アレ?こっちは…いつから吸えたかな?)

「そんなん吸わねぇーし!クサイ!ヤダ!
 サラ…オレちょっとゲンメツ…」

「僕もあまり得意な匂いではありませんが…
 微かに紅茶の香りが…」

『あぁ〜…もう…わかった消すわよ』
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