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あなただけを…

第59章 ➖溶け合う➖*


『…えっと…そんなに凝視されると困る…』

「……すみません…
 しっかりとあなたを目に焼き付けたくて…」

『これからずっと…見る事になるよ?
 もういいかな?…続きを…』

「フッ…そうでしたね。
 今日だけではありませんでした…
 これからもあなたと…ね?
 わかりました。続きをしましょうか…」

眼鏡を外し、明かりを消す

薄明かりだけが2人を包み
2人でベッドへと沈み込む

そのまま深い口づけを交わし
2人の息遣いと水音
時々漏れ出る甘い声だけが響く

『ん…はぁ…っ…アズール……』

「はぁ……っ… サラ……」


左手は顔を包み込む様にして…
あなたの右手が
胸へと伸び揉みしだく
時折尖った先を指の間で挟み刺激を与える

『んん!…っ…っん……っ!…んんっ!』

「んっ…は…いい反応ですね…ふふっ。
 ねぇ、サラ…
 僕の気のせいかもしれませんが…
 以前よりも敏感になっていませんか?」

唇を離し
そう投げかけてくるアズール

『⁉︎…あの…それは…。あぁ〜…もう!!
 今はアズールと同じ気持ちだって…
 そう分かったから…。
 自分でもよく分からないけど…多分ね…
 身体が敏感になってるみたい…』

目を見開いた後に、ニヤリと笑い
左手で胸の先を親指と人差し指でギュッと摘む

『んん!!…ヤダ!アズール…っ!!』

「あなたの言う通りみたいですね。
 ふふっ…気持ちいいですか?
 そろそろココも触ってほしいですか?」

右手を胸から徐々に下へ滑らせ
下着の上から割れ目をなぞる…

甘い声と共に身体が跳ね
その反応を楽しむ様に割れ目を上下に摩り
膨らみを持ち始めた肉芽を
爪でカリカリと引っ掻く…
この間も胸の愛撫をやめることなく
続けられていた…

『ん…っ!!…あっ…いっ!…んん!…はぁ…
 ちょっ!…い!…アズ…ル…』

「そんないい声で僕の名前を呼ばないで…
 もう挿れたい…… サラいいですか?」

愛撫する手を止めて、耳元で囁かれる…

『っ…ん…はぁ…はぁ…いいよ…もう欲しい』

「ふふふ…今回は逃がしませんから
 覚悟して下さいねサラ」

そう言って私の下着を外し
彼も自身の下着を脱ぎ捨てる…
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