第49章 ➖子守り?➖
その後
機嫌の直ったフロイドは
自分の身体の柔らかさや
パルクールを披露するなどして
自身の身体能力の高さを見せてくれた…
(左右、前後の開脚に
立ったままブリッジ…から側転で戻るって
身体柔らかすぎるのよ…。それに…
ストライド、ウォールラン。
あの長身で、あの能力…恐れ入ったわ…。)
「アハッ♡全部決まって気分いいや〜♪
ねぇサラ!ちゃんと見ててくれた?」
『えぇ。あなたの凄さは解ってはいたのだけど
…ココまでとは…フロイド凄いわね!
私…感動しちゃったわよ!』
(リリアちゃんに以前見せては貰ったが…
それとはまた違った迫力があった…)
「やったー♪ねぇ〜、もっと褒めて〜♡」
甘える様に抱きついてくるフロイド
『今日のフロイドは甘えん坊さんね?
機嫌が直ってよかったわ…』
首筋に顔を埋め猫の様に甘えるフロイド
「ん〜…ねぇ〜… サラもっと〜…♡」
甘い声で囁き
耳を甘噛みされる
勢いよく彼から離れ
顔を見あげる
『…ん!ちょっと…フロイド!それはナシ!』
「えぇ〜?ちょっといい雰囲気じゃ〜ん」
『ド・コ・ガ・よ!はぁ…もう…。
油断も隙もないんだから!」
「だって…この間のもあるし!オレ好きだし!
サラが欲しい…あの表情また見せてよ」
『ふふっ。あなたのそう言うところ好きよ。
私も見習わないとなぁ…フロイドの事』
「今の好きは違う意味でしょ〜?
なぁ〜に?アズールに言う気になったの?」
『そうね。ユウ達の件が落ち着いて、
寮に戻ったら…伝えるよ正直に』
「アハッ♪絶対だよ〜?まぁ、振られたら
オレらいるし…ねぇ〜♡」
『私は振られる前提なのね?』
「いやいや…だってぇ振られるしかなくない?
アズール昔の記憶ないんだしぃ……
サラに勝ち目…なくね?」
『そうね。勝ち目なしだけど伝えるよ?
2人もいてくれるし砕けてくるよ。
それでも諦めきれず、惨めになってもね…』
「ハハッ…凄い執着。まぁ、砕けたらさぁ〜
オレ達が優しくしてあげるから…
安心してね?」
『フフッ…期待しとくね?』