第6章 ➖再開…?➖
あの夢から…2年の月日が経過した…
以前の様に魔法が使える様になるまで
一心不乱だった
これ以上大切な者を失いたくない
そんな強い気持ちだけで
(もう嫌だ…私の大切な人を…
大切な人達を…連れていかないで
お願いです…お願いだから…)
魔法が安定して使える様になり
旅立つ決意をする…
1人暮らしていた場所は
両親の死後、直ぐに引き払い。
実家へと戻っていた…
荷造りを終え、身だしなみを整えていた
白のボウタイブラウス
ネイビーのフィッシュテールスカート
シルバーのアンクルストラップヒール
髪をアップにし軽くメイクを済ませ…
深呼吸を数度行い…
意を決して…あの言葉を…
『あなたに会いたい…』
キラッと眩い光に包まれる…
目を開けてるのが辛いくらいの強い光に
自ずと瞼を閉じていた…