第41章 ➖ガイドツアー➖
=2-C・教室=
『で、次が動物言語学と…』
「オ”アァ〜〜オ”ァッ、ブナッ、フシュルル!』
「オ”アァ〜〜…ホワッ?」
『フフッ…ルチウスさんったら…
素っ気ないなぁ…』
「え?わかるのか?」
『アズールが丁寧に質問したのに…
”おやつは3時間前にもらった”だけよ?』
「うんうん、なるほど…ルチウスさんが
言うには、トレイン先生が前回オヤツを与え
てくれたのは3時間前です」
「さすがだなアーシェングロット、正解だ」
「本当だ…お前なんでもできるのか??」
『なんでもじゃないわよ?多分…。
まぁ、年の功で…ね?』
顔を見合わせ首を傾げる2人…
そんな2人を促し次の場所へと進む
=魔法薬学室=
『はーい…続きまして魔法薬学です』
「シロイルカの歯、そしてチョウザメの卵、
オーロラ娥の鱗粉、人魚の涙
それから120種の薬草をブレンドした
エキスを加え……」
『あの子レシピ通りに作って…
あの味…知ってるのかしらねぇ?』
「アレはなにを?」
『ん?あぁ…あの薬はね…変身薬だね。
体の一部を別の動物にできる物なんだけど…
まぁ、魔法薬は基本不味いからねぇ…
私の作る物は美味しいわよ?』
「そうなのか…?味まで改良できるのか…」
『まぁ、企業秘密だけどね。
何かで飲む機会があれば私の作った物を
飲み比べてみるといいわ』