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あなただけを…

第34章 ➖転寮?➖


=ディアソムニア寮・リリアの部屋=



『お邪魔します…どこに居たらいいかな?』

「ん?ベットの上のギターを置いて…
 さぁ、ココに座るとよいぞ」

『ありがとう…はぁ…もう疲れた…』

伊達眼鏡と髪留めを外す私…

「今日は学ぶ事が多い日だったからのお。
 サラ…お主…先程心の整理がしたい…
 そう言うたな?ならば、わしから提案じゃ!
 その偽りの姿を止め、本来の姿に戻っては
 どうじゃ?何か見えてくるもやもしれぬぞ」

『ん〜。そうね、そうしようかな?
 気分転換も出来るしね…』

「うむ、それがよい!ココに居る間は
 約束したわしの服も貸してやろう」

『やった!リリアちゃんの制服も寮服も
 本当に可愛くて着たかったのよね!
 髪型どうしようかな…』

「フフッ…少し元気になったようじゃな。
 お主は笑っている方が似合いじゃ。
 明日もあるのだからのお…
 明日に備え、もう寝る準備をするとしよう」

子供を撫でるように
頭を優しく撫でられ
就寝準備をするのであった
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