• テキストサイズ

不思議な迷宮に落ちていく

第2章 この国の住民とアリス


何となくで歩いていると…
大きな屋敷に着いた…
「デザインはともかくとして…おっきい…」
門も立派だった…
どんな人が住んでるんだろう…
ちょっと門を見てみようかな…
「お姉さんも仕事中だから来ないし…暇だね兄弟…」
「暇は良くないよね…?兄弟…」
あれ…?誰かの声が聞こえる…
へぇ~此処の門番は子供がやってるんだぁ~


…あれ?子供!?
この世界でも子供が働いてるの?
私の居る世界では
今では子供たちは学校に通って勉強をしているが…
かなり昔は強制労働とかしていたらしい…
貧富の差も激しかったらしくて…
まあ、一部の子供は今でも飢餓に苦しんだり少し汚い仕事等をして生きている…
…まあ、この世界でも同じでは無いよね?
少なくとも目の前に居る少年たちはそうは見えない‥
夢なのか現実なのかまだはっきりとしない世界に来てまで元いる世界と同じ光景は見たくない…
これ以上、自分の無力さを思い知る光景は見たくない…

とりあえず話しかけてみよう‥
「あの~この屋敷の方ですか?」
あっ青い方が気が付いた…
「お姉さん…誰?」
「敵かな~?兄弟…」
「敵だったらやっつけないとね!兄弟」
なっ何なんだ…この兄弟(汗)
切れ味良さげに光ってる斧といい…
あの笑い方…
何処かで…
「君はあれを知らない…夢なんだから…思い出さなくていいんだ…」
えっ?
何処かで聞いた事のある声…
「ねえ、お姉さん…遊んでよ」
「今なら無料で殺してあげるよ…」
無料でって…
まだ死にたくない!!
スノウは小型の銃に手をかけると…
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp