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不思議な迷宮に落ちていく

第1章 始まりと白いウサギ


「アリス姉さんは居ないわ…行方不明なの…」
始まりは…イーディスの一言だった…



運命の時間から一週間前…丁度昼下がりの頃…
丁度、長期休暇で帰ってきていた私は親友のアリスの家に来ていた…
家の中は静まり返っている…
「アリス…」
アリスは居なくなってしまった…
道端で会った彼女の妹のイーディスと一緒にアリスを探している…
「私が‥アリス姉さんにあんなこと言わなければ…」
イーディスは泣きそうな顔をして俯いた…
「貴方のせいじゃないわ…」
そう言って貴方は庭の方を見る‥
アリスはあそこでロリーナさんと過ごすのが好きだったっけ…
あれ?ロリーナさんは…?
靄がかかって


たたたた…
「えっ?」
今…白いウサギが二足歩行で走ってなかった!?
「スノウ姉さん…どうしたの?」
「イーディス達って…ウサギ飼ってたっけ?」
確か…この家族は猫を飼っていたハズだ…
アリスからもウサギを飼っているなんて聞いた事が無い…
「いいえ…猫のダイナだけよ…」
「そう…よね~」
ボーっとしてたみたい…と笑いながらその日はそのまま家に帰って行った…
その時…
そのウサギが…運命の時計を動かすことになるとは…



誰も予想が出来なかったのです…
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