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【更新停止】爆豪勝己Only短編集

第3章 ○8月9日 ハグの日 / 甘





「…シねぇえええっ!!!」



私はその言葉を聞くと、安心して気を失ってしまった。











俺は、敵からリルルを奪い取ると、怪我がないことを確認してほっとする。



「こいつ、連れて帰ります…」



そう、警察に言うとリルルをお姫様抱っこで連れ帰った。











部屋に着き、リルルをベッドに寝かせる。



「俺に、心配させてんじゃねーよ、クソがっ…」



ぼそっと呟くと、部屋を出た。











カーテンから差し込む日差しと、かすかに香るあの匂いで目が覚めた。


ー 勝己くん、ずっとそばにいてくれたんだ//


そう思って目を開けると、目の前は真っ暗で身動きが出来ない状態だった。


ー えっ、あれ? なにこれっ


顔だけは動くことがわかり、そっと見上げてみる。



『…う、そっ///』



そこには、勝己くんの寝顔のドアップ。

いつも不機嫌な顔しかしない勝己くんの無防備な姿。

その瞬間抱きしめられてるとわかり、顔を真っ赤にする。

真っ暗だったのは黒のタンクトップ、身動き出来ないのは、がっしりとホールドされていたからだった。



『…な、なんで// どどうしよう//』



心臓の音がうるさい、想い人にこんなことされて落ち着けるわけがない。

でも、普段では絶対見れない姿に、私は思わず凝視してしまった。


ー 綺麗な顔してるなぁ、このまま顔近づけたら…


そんなことを考えていたら、突然、勝己くんの目と合った。



『ひゃっ⁉︎ /// おお、起きてたの?//』

「…お前の心臓の音で目、覚めたわ」

『…うっ///』

「……怪我、してないんか?」

「うん、大丈夫、助けてくれてありがとう、勝己くん//」

「次、心配させたら、覚悟しとけ」



そう言うと勝己は抱きしめる力を強くした。

部屋を出るとA組に質問攻めされたのは言うまでもない。
END
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