第16章 ☆誕生日に / ※甘裏

もう理性なんてなくなりかけていたから、言ってしまった。

出久くんは私の足の間に移動して下着を脱がす。



「…うっ、わぁ…凄いことになってる」

『…や、やだぁっ///』



反射的に足を閉じようとするけど、がしっと足を掴まれる。



「閉じたら触れないよ？ 」

『…だっ、てっ/// 』

「…ほら触るから、ねっ」



出久くんは指先を私の愛液で濡らすと、ゆるゆると一番敏感な場所を触り始めた。



『…んっ、あぁっ、はぁ、はぁっ///』

「…ここ、いじられるのが好きだよね…」



リズムよく前後に擦られて、気持ちよくなっていく。



『…っ、はぁ、はぁっ、んっ、気持ち、いいっ、ぁあっ…んっ、ぁあっ///』

「…ふふ、素直になってきたね…可愛いっ///」



もう何も考えられなくなってきて、ただ与えられる快感に感じるだけになっていく。



『…んゃぁっ///』



突然、中に指を入れられて、ゆっくり中をかき回していくけど、さっきよりも刺激が少なくてもどかしい。



『…んぅ、い、ずく、くんっ///』

「んー？ どうして欲しい？」



いつの間にか私の中に2本指を入れていて、ゆるくかき回している。



『…も、もっと…///』

「…ん？ 聞こえないよ？」

『…もっと、激しく、してくだ、さいっ///』

「…偉いね、よくできたね、」



そう言うと出久くんの指が激しく前後に動き始めた。

ぐじゅぐじゅと水音が鳴って、シーツも汚していた。



『んゃぁあっ、ぁあっ、んっ…あっ///』

「…すっご、大洪水だよ？」

『…や、だぁっ、言わないでっ///』



首を左右に振りながら、私はぎゅっとシーツを握って、だんだん近づく絶頂に耐える。



「…っ、は、そろそろ、かな？」



中で指が折り曲げられて、中から水を掻き出すように激しく擦られる。



『…や、やぁ、んぁ、ぁあっ、んっ…イっちゃ、あっ、んゃぁあっ////』



背中を大きくそらし、身体を痙攣させながらびくびくとイってしまった。

息を整えていると、出久くんが私のおでこにキスをして、おやすみって呟いたような気がした。

そして私は意識を手放した。
END