• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第2章 芽生え










…まーたわたしは思ったことをあけすけにペラペラと!!!

これじゃあまるで、告白しているみたい。
でも、告白はもうちょっとあと。
いつとかどことかじゃなくて、
きっとその時はもっと大きな波が、風が、わたしの背中を押すはずなんだ。

でも、無理に話を続けず、
こうしてまた普通にそれぞれの時間に戻れる。
この感覚こそが、すっごく心地良い…







会計を済ませて外に出る。

『わたし、誰かと一緒に勉強したの初めてかも。
教わるとかじゃあなくって。こうして。淡々と?
こんなに集中できるなんて思ってなかった』

「…そ。よかった。」

『…ふふ。研磨くんお家はどっちに行くの?
わたしはこっち』

「あ、おれも。途中まで一緒かな」

『だね』









しばらく一緒に歩いて、三叉路のところで分かれた。








今日は現代フラ。

この幸せがもっともっと広がっていくように、
楽しく踊ろう。





・
・
・







「なみ〜今日は一層楽しそうに踊ってたねぇ。
なにか良いことあった?」

レッスンの後、花ちゃんにいわれた。
花ちゃんは現代フラの先生。

花ちゃんのお母さんにずっと習っていたのだけど、
去年からは花ちゃんもクラスを始めたのでこっちにきている。
今は、23歳。小さな頃から知ってるから、先生だけど花ちゃんは花ちゃん。

現代フラを踊ると、自分がまぁるく女性らしくなるのがわかる。
みんな、レッスン前と後の表情や空気が違う。
古典フラのときとはまた違った、嫋やかな強さを感じる。

『花ちゃーん!クラスに気になってる子がいてね、
その子の家が△△駅だったから、今日、レッスン前まで一緒に過ごせたのー!』

「きゃー!気になってる子がいることも初耳ー!」





…そうして今までのことをかいつまんで話した。







「ハワイ島にいっしょに、かぁ。いいなぁ。
同じことをしなくてもって、その感じはよくわかるけど、
研磨くんはサーフィンとかトレッキングとか、全くしそうにないの?」

『うーん。全くしそうにない、とは言い切れないけど、今のところは自発的にはしなさそう。
圧倒的な自然の中で、研磨くんは何に触れたいって思うんだろう。
たとえそれが、携帯でもゲームだとしても、わたしはきっとすごく満たされると思う」







/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp