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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第1章 出会い


わたしの名前は運天穂波。



両親も祖父も海が大好きで
サーフショップを経営してる。



わたしも幼い頃からサーフィンに連れて行かれて、
自然と慣れ親しんだ。



真っ黒の地毛は当たり前のように潮焼けして、
そのまんまだとひどいから、
お母さんの図らいもあってヘアケアはわりとまめに、
仲の良い美容室でしてもらってる。

自然に焼けた茶色っぽい色を残して、
髪の毛が健康でいれるように手を加えすぎず最低限のケアを。




さらさらつやつやをキープしたいのは、
4さいの頃からフラダンスを続けていて、
自分にとってのライフワークになりつつあるから。

サーフ系のゆるーくておおらかな大人たちに囲まれて育ったので、
肩の力が抜けた人といるのがやっぱりラク。



もちろん学校の子たちとお喋りするのも、苦ではなくて楽しいけれど、
自然とできてくるグループとか、そういうのは苦手で、
いろんな子たちとそれぞれのピタッと来るとことか、
面白いなって思うとこを掘り下げながら、人間関係を楽しんでる。




一年六組。
同じクラスに、まだ話したことのない子が一人、いる。




そしてその子は、
小さな頃からわたしの周りにいた人たちの力の抜け具合とは
またどこか違う、でも力みのない存在感がすごく魅力的で。
気がつくと、目で追ってしまっている。





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