• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第6章 層




「え?マジマジ?穂波ちゃん手伝ってくれるの〜?」

『…わたしに今日だけでも出来ることがあるなら……』



この間の練習を見る限り、
部員が少なくて6人で準備も練習もしてるから
逆に邪魔にならないか、言い出しておいて考えてしまう。



「ありますよ〜。ドリンクとかはもう山本たちが用意したから、まぁやりながら頼んでくね?」




6人でプレーするバレーで、今6人だけの部員で。。。
練習内容も限られているんだろうな。



そんなことを思いながらアップする様子を眺める。
こういうときにマネージャーは合図出したりするのかな。
けどもうずっとこうやってやってるから、
それが当たり前っていう感じで、クロさんの合図でテンポ良く進んでる。
アップだけでもみていて、とても気持ちいいし楽しい。



その後、ボール拾いと言えど人数が少ないからそんなにボールの数も多くなくって
結局ちまちまとしたことばかりと、練習開始1時間後の休憩と、
練習後のドリンクを渡すことくらいだった。



上から見ているより、当たり前だけど迫力や熱気、
それからボールに勢いがあって…圧巻。
役には立ってないけど、近くで見れるのは楽しい。


なんと言っても、スパイク練習の時、
研磨くんのトスを近くで見れるのは本当に……たまらなかった。

夜久さんが反対側のコートにいて、私がネット側にいて、
夜久さんがレシーブしたボールがぽすんっと返ってくる。
それを受け取って、研磨くん側にあるカートに入れていく。
研磨くんはネットを挟んですぐ近くにいたので、本当に近距離でみれたのダ。





練習後、みんながストレッチをしてる間に、
ドリンクのボトルを洗って、福永くんに教わった通りに片付ける。
福永くんって、面白い。もっと知りたいけど、話して知っていくっていう感じじゃない気がする。
まだ、今のところ。

後何をするんだろう?モップがけとか?はストレッチの後かな。

とりあえず、みんなの様子をじっとみる。

パートナーストレッチ、ってやつかな?
二人ずつでペアになってやってる。
クールダウンの時間、私も好き。
なんか緩む感じがあって、会話が弾む時間。



「あーこれ、奇数だったら穂波ちゃんにやってもらえるのになぁ〜」





クロさんがまたおふざけを言う。










/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp