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サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。

第9章 うまっ!!!!


「出来ましたよ、夏葉。一緒に食べましょう」

「うん。ありがとー!」

私がジャックのもとに駆け寄ると、ジャックは固まった。

「む?ジャックー?どうしたー?」

「ああ、いえ……私の服を着ている夏葉が可愛すぎて…。着る人間によって服は変わるものですね」

「……?良くわからんけど、食べよ!」

ジャックに「この椅子に座って下さい」と言われたので座る。さすがハンター用の椅子、座るのにも一苦労だ。

私が椅子によじ登ろうとしていると、ジャックにひょいと持ち上げられて、そのまま着席させられた。

「あ、ありがとう」

いえいえ、とジャックが笑う。何で仮面を外さないんだろう。

「お待たせしました」

コトン、とテーブルの上に置かれたご飯は、どれも美味しそうだった。

オムライスに、サラダに、タコさんウインナーを。少し形が歪なことから、私のために頑張って作ってくれたことが分かる。

「お、美味しそう……!」

「簡易的なものですよ。料理はあまり得意ではないし、時間をかけて作ってしまうと夏葉のお腹がさらに空いてしまうのでね」

「ありがとう…っ!食べていい?」

「どうぞ」

私は頂きます、と言ってまずオムライスを一口食べた。

「…どうでしょうか?お口に合いますか?」

私は口元を押さえて、プルプルと震えた。

「うまっ!!!」

私がそう言うと、ジャックはとても安心したように「よかったです」と言った。

「ジャックってなんで仮面外さないの?」

ジャックは私に、逆に「外した方がいいですかね?」と聞いてきた。

「私は、ジャックの顔もっと見たい」

そういうと、ジャックは仮面に手をかけて、そっと外した。あぁ、やっぱり綺麗な顔立ちしてるなぁ。

そんなことを思っていたら、ジャックが私の手からスプーンを取っていってしまった。

「あぁっ(;_;)」

食べられない、と言おうとしたとき、ジャックが私のオムライスを一口分取って、「ほら、あーん」と言ってきた。待って、尊すぎないか、これ?

私が大人しく口を開けると、ジャックはそのなかにオムライスを入れてきた。

「んー!やっぱり美味しい!」

「夏葉がそう言ってくれると、嬉しいです」

そう言って、本当に嬉しそうにニコッと笑うジャック。うぐっ!!尊い!!
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