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天使の様な君とワルツを

第4章 グリムは知っている


ふわふわのグリムを抱きしめながら、ボーッと夜空を見つめる

『グリムはもう寝る?』

グリム「はどうするんだゾ?」

『私は散歩しようかなって』

はそう言ってグリムを離す

『先寝ててね』

グリム「あ、おい!」

グリムの声に耳を貸さずスッとは行ってしまった

徘徊癖のあるは、こうして毎晩の様にフラフラと散歩していた

『……』

“早く出てけよ”
“図太い”
“偽善者”

様々な罵詈雑言が頭の中を巡る

『っ…』

静かには頬を濡らした
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