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あなたの瞳に私が映るまで

第8章 天使再来


私は気合を入れ直し集中する

『初めまして、ありさ と言います。良かったら乾杯してくださいませんか?西島さん』

私は微笑みながら西島にシャンパンを渡す。
西島は身長も高く、甘いマスクでいかにも女に不自由ないような見た目…

「初めまして。君みたいな綺麗な子に乾杯を強請られるなんて俺も幸せだよ」

『幸せだなんて…私も…同じ気持ちです』

上目遣いで、西島を見めている。
二人はグラスを傾けて
「『乾杯』」

二人は乾杯をしたあとも、目を見つめ合い、笑い合って、西島はありさ の腰に手を回し語り合う。

「君の名前…ありさ とっても素敵な名前だね。本当全部奪っちゃいたい位だよ。」

『西島さんになら…
私…奪われたいです
全部』
頬を染めて見つめる

ーーーーーーーーーーーーーーー

「与謝野さん…西島がありさ さんに夢中なうちに部屋に行きましょう!」

「あぁ…そうなんだけど…なんかあいつ…西島が引っ掛かるというか…上手くいきすぎじゃないかい?」

「それは、ありさ さんが頑張っているからですよ!国木田さん僕たち行ってきます。」

「あぁ。敦、気をつけろ。絶対に見つけてこい」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「運命の出会いってあるんだね。ありさ を見たとき天使が来たのかと思ったんだ」

『もう…お上手なんだから』

敦くん達が探しやすいようにここから遠ざけたい

「ねぇ…ここのビルの上が自宅なんだ。君にとっておきの夜景を見せたい」

『是非お願いします』

西島は誰から見ても素敵なエスコートをして、ありさ を連れて行く。

その姿を見て、国木田はインカムで敦に連絡を取る。
「敦、西島が蓮見 を自宅に連れて行った。俺はこのまま蓮見 の後を着いていく」
見失わないように人混みを避け着いていくが

ーーガシャンーー

国木田とパーティー客がぶつかりガラスが割れる。
「失礼しました。お怪我ございませんか?」

当たり障りなく接客をしながら、蓮見を探す

【くそ…もうエレベーターに…】
国木田が見つけた後姿の蓮見そして、西島は振り返り国木田に目を合わせウィンクと共に指をピストルの形にしてパーンと打つジェスチャーをした。

「敦…西島は気づいてる…蓮見 が危ない」
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