第2章 ＊雨が強かった日【イデア・シュラウド】

ちょっと待って先輩。そう言いかけた時にはもう、先輩は私の着ていたパーカーのファスナーに手をかけ、ジーっと勢いよく下げた。先輩の膝に座らされ、片手でガッチリ腰を支えられたまま。


「えっ、まっ、待ってせんぱっ、あぁっ！！」

「待ちませんぞ？据え膳食わぬは男の恥って言いますし」

「私言い寄ってなんかない…！！ひゃあっ、だ、だめっ」



開けられた服の中にあっさり手を入れられ、突起を今度はさっきよりも少し強く摘まれ思わず腰がそってしまう。
ぐっと顔を寄せられれば口の中に舌を入れられ、上顎を器用になめられ私の頭はもう真っ白。

跨っているか先輩のソレはダイレクトに私に当たり、大きくなっていることが分かる。そうだ、私下着つけてないから…っ！



「ん〜っ！！！！はぁっ、んんっ、、んあっ」

「ちょっとまたおろすよ」


そう言われ私はまた押し倒されている状態に。でも先程とは違って服のファスナーを開けられているので完全に見えてしまっている。

ああ、こっちもですな、と意地悪な笑みを浮かべ、私のもう濡れてしまっているそこに手を伸ばせばわざとペチャペチャと音を立て触り出す。
私の快感に耐える表情を見るのが面白いのか、先輩の目は私から離れない。だからこそもっと恥ずかしいのだ。



「あーあ、こんなに濡れちゃって」

「それは先輩が…ひゃあん！」


腫れ上がった蕾をぐっと押され、それに反応して背中が浮く。ああ、もうダメ。ダメだこんなの。
気持ち良くてだんだん頭がばかになる私と、楽しそうで仕方がない先輩。



「お楽しみはこれからですぞ、ユウ氏」


まるで語尾にハートマークが付いているようなトーン。
ああ、これからはちゃんと下着着けようと強く決心し、このあとは散々なぐらい鳴かされた。





おわり