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Attack 《気象系BL》

第8章 Good!!



交わした契約書では、実働12時間とはあるが、何時から何時ときちんと設定できてるわけではない。
常に主人が留守のこんな状況なんて、食事時間含め、仕事終わりもはっきりいって自己申告だ。

俺も自分なりに自分の能力を心得てるから、まぁ、これくらいで終わりかな、と、キッチンの後片付けを終えた段階で今日の仕事の見切りをつけて、自分の部屋に戻った。


「ふー………」


アパートから持ってきた青いエプロンをはずして、フカフカのベッドにダイブする。


満腹のお腹を擦りながら大きく欠伸をした。
慣れない家事で、こんな俺でも少しくらいは緊張していたのだろう。
早くも瞼が落ちてくる。


ごろんと寝返りをうって、布団を引っ張った。


人生、サラリーマンから、家政夫になる日がくるなんて思わなかった。
とりあえずの繋ぎとはいえ、給料も悪くない。
櫻井さんと和也は、一筋縄ではいかなそうだけど、それもまぁおいおいなんとかなってゆくだろう。


明日は買い物に行こうかな、と考えながら、意識を手放した。

シャワーは、明日の朝借りよう、と頭の隅で思いながら。
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