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【ツイステ】引き合うさびしさの引力

第14章 夢みていたのおとぎ話の世界 2



ユウとジャミルが談話室に戻ったのは、宴も終盤に差し掛かったところだった。
2人が戻ってくるまで待っていようと最初にカリムは言ったのだが、そこは口が上手いラギーがなんとか言いくるめていた。

戻ってきた2人の目は赤く、誰もが彼らが泣いたことに気づいた。
しかし誰もその事には触れず、カリムも気づかないフリをし、いつもの晴れやかな笑顔を浮かべながら料理を勧めた。

気を使ってくれる皆んなにユウは申し訳なくなりながらも、カリムに勧められた料理を食べながら「美味しいです」と笑った。
皆んながホッとした表情をしたのをユウは見逃さなかった。




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