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香るのは君のラベンダー

第2章 自覚


入学式、お母さんと2人でバスに乗り高校へ向かった。本当はあいつとあいつのお母さんと待ち合わせして行く予定だったけど、あいつが寝坊したおかげでバラバラだ。
中学は学ランだったけど、高校はブレザー。早くブレザー姿が見てみたい気もするし、学ランのイメージが強いからそれを壊して欲しくない気もするし。ただ今私の心境は複雑です。

『私立天笠高校入学式』
そんな看板が校門の前に立ててあって、みんな記念撮影してる感じ。家からそこそこ近い学校なのに中学同じ人があいつしかいないのはちょっと驚き。どうしよう。緊張してきちゃった。こんな時、あいつがいたら緊張なんかしないのかな?
やっと記念撮影の列の最前列に来て、お母さんと写真を撮る。
別にこだわりなんてないからすぐに終わるよね。

校門から中に入ると、受付で名前を言う。
そこでクラスを教えてもらえる。私はA組。
クラス表って張り出されるものなのかなって思ってたから、あいつのクラスも見ておこうとか思ったのに残念。
同じクラスがいいなぁ。
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