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香るのは君のラベンダー

第4章 花火大会


—花火大会当日—

私は部活終わり、急いで家に帰った。永久ちゃんと浴衣を着ていく約束をしたから。
家では、お母さんが浴衣の準備をして待っててくれた。急いで着替えて、髪型やってもらって。

花火大会の会場までは、歩いて行くには遠いけど電車に乗るほどじゃないからっていうことで朔斗が自転車で連れて行ってくれるってなってるから、急がなくちゃ。二人乗りは危険だけど、浴衣の私のことを気遣ってくれる朔斗の優しさを無駄にはできないしね。ゆっくりなら大丈夫だろ。ってことで。




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花火大会なんて行くつもりなくて、部活は午前だけだったけど午後はゆっくりする予定で。
だから最初新に誘われた時は断った。
てか、日向たちは行かないって言うから、新と2人で花火大会とか疲れるだろ。あいつがはしゃいだ時は小峰がいないと。
けど、なんか日向たちが行くって言い出したから俺も行くことにした。
流石にあっち3人で行ってて俺だけ行かないのは、仲間外れ感あって悲しくなるから。
日向と小峰は浴衣を着る約束してたっぽい。
家から花火大会の会場まで行くなら自転車が一番いい。なのにあいつは浴衣だなんてさ。
俺は風流とか気にせずに、Tシャツ短パンで行ってやる!

つまりは、日向を送ってやろうと思って。
いつもは日向が待っててくれるけど、新の『女の子を待たせるなんて最低だ。それが好きな女の子ならなおさら!』という言葉を間に受けた俺は、待ち合わせよりも早めに日向の家の前で待つことにした。
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