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49番目のあなた【D.Gray-man】

第17章  想い思われ反発して



「そんでさ、すみれ!この書類なんだけど」

「どれどれ…にゃあ」

「すみれ?」

「にゃあ」







*










「科学班のメンバーほぼ全員飲んだのに、何ですみれだけ?」

「効果が出るには条件があるのか?」

「にゃぁぁ…っ?」

すみれを含めた科学班のメンバーは考察を始める。



「お前ら仕事しろさ…ッ」

「ラビも飲んでみる?」

「おっ!データ取らせて!」

「絶対ェーヤダ!つーか、忙しいんじゃねーの?!」

「忙しいからこそ!効率よく仕事をするためにだな…!」

「んなことより!すみれを治してやれよ!」

「「「「無理」」」」

「は?!」

「そもそもコレ、栄養ドリンクだし!」

「解毒剤とか作ってねぇよ」

「それに猫語になっちゃっただけで、他は困ったことないし?」

「解毒剤作るなら仕事した方がいいだろ」

「にゃあー」

「すみれ、そうじゃねぇーさ?!」

「えっ?!何言ったかわかったの?」

「は?分かるだろ、フツーに」

「「「いや、わかんねーよ」」」















「半日もすりゃあ、治んだろ」

常識人として最後の砦だったであろう、リーバー班長が発した言葉がコレである。

「お前ら、仲間だろ…?!!」

ヒデェ!とラビは青ざめた顔でドン引いた。
「すみれ、やっぱ転職した方がいいさ!!」と彼女の両肩を掴みぶんぶん揺さぶる。


「それより、ラビはすみれが言ってることわかるのか?」

「?、あぁ」

「じゃあ、今日はすみれの側に居てやってくれないか?」

「へ?!」

「にゃ?!」

リーバー班長からまさかの申出にラビとすみれは小さく飛び退いた。



「確かにな〜、すみれもこのままじゃ不憫だし」

「でも効果がいつまで続くかわかんねーのに、ラビに付き添わせるのもなぁ?」

「にゃ、にゃにゃ!(私なら、1人で大丈夫!)」

「い、いや!オレは別に、構わねーさ!」



ラビは慌てて肯定する。
彼にとってはまさかの嬉しい申出であり、棚からぼた餅だ。すみれには悪いが、繁忙期でありながら堂々と彼女の傍に居られる口実なのだから。

ラビは綻びそうになる顔を必死に抑え、すまし顔を作る。






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