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【ハイキュー!】もう1つの物語

第2章 想い


東峰side




彼女が烏野からいなくなったのは
高1の春休み



東峰「え、転校って…」

咲弥「実は冬休み前には分かってたんだけど…」

菅原「なんで言わなかったべや!」

清水「寂しくなる…」

澤村「どこへ…行くんだ?」

咲弥「東京。皆ごめんね?」



そう言って哀しそうに笑った咲弥



菅原「ごめんってなんだよ…」

咲弥「私も皆と行きたかったな…オレンジコート…」



寂しそうに言ったその言葉は
本当に行きたかったのだと感じた



東峰「咲弥…」

咲弥「今は無理でも私達の代で皆が…烏野がまた翔んでほしい…応援してるね?(ニコッ)」


澤・菅・東・清「「…………」」


澤村「お、オレ達で絶対行く!お前も転校したってずっと烏野男子バレー部のマネージャーだからな!」

咲弥「大地…」

東峰「そ、そうだ!咲弥はオレ達の仲間だから!」

咲弥「旭…」

菅原「咲弥も一緒に行くぞ!オレンジコート!」

咲弥「孝支…」



オレ達は咲弥に届くように…
「ずっと一緒にいる」とこの想いが届くように…
大声で叫んだ


最後に清水が静かに咲弥に近づき
そっと抱き締めた。



咲弥「き、よこ…?」


清水「本当にずっと一緒だから」


咲弥「っ!…うん」


清水「無理、しちゃダメだよ?」


咲弥「うん」


清水「何かあったらいつでも連絡して」


咲弥「うん」


清水「それと…」


咲弥「ん…?」


清水「ここが咲弥の居場所だから。忘れないで」


咲弥「うん…ありが、と…」





最後にあいつはオレ達と一人づつハグをして
「行ってきます!!」と
笑顔で烏野を旅立って行った。

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