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【アクナイ】滑稽な慈悲

第10章 療養中





長い夢を見ていた気がする。

そんな感覚にゆっくりと目を覚ますと、ここが初めて治療室だということを知る。


「お目覚めですか」


ぼやけている視界でピンク色の髪が長い耳と共に揺れた。見知った顔がそこに居て、自分でも驚くほどに心がホッとしてしまう。



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