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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第9章 i will be your hero~azalea~*


菜緒は相澤の隣に座り,タクシー運転手に自宅までの道案内をしていた。
(さっきからなにも言ってこないし,私が好きとか気のせいだよね。うん。きっとそうよ)
先ほどの相澤からの告白をなかったことにしタクシー運転手にも『そろそろつきます』
と伝えた時だった。
「さっき言ったことは本当だからな」
『え?』
「だから,俺の気持ちだ」
『/////』
「返事はいらない。ただこのことも知っといてほしかっただけだ。後は必ずお前を振り向かせるからな」
『/////どこからそんな自信があるんですか』
「さぁな。合理的には進めていくつもりだけどな」
『思い通りにはなりませんよ私』
「そうだな。菜緒の前では合理的に進んだ覚えがあんまりないな。けど,俺は自分の女にしたいと思ったのが菜緒なんでな。そこは頑張らせてもらう」
『つっ‼絶対振り向きませんから』
「そうか。そしたら振り向いた時は何してもらうか楽しみだ」
『もう‼からかわないでください!』
「楽しんでいるだけだ」
『運転手さん!ここで大丈夫です!ありがとうございました。素直にタクシー代さっきの分で奢らせていただきます』
さっきの分んというのは相澤の自宅でしたキスのことだろう。
「あぁ,ゆっくり休めよ」
『ようやく,心がゆっくり休めます‼』
「菜緒」
『なんですか⁉』
「今日は助かった。助けてくれてありがとう」
『つっ!ここでお礼はずるいです!おやすみなさい!』
「あぁ,お休み」
そういって菜緒は自宅に帰っていった
タクシーの中で見守っていた運転手は
「うまくいくといいねぇ~」と
菜緒を下し,また,出発した車でそっと発言した,
表情はわからないがどこか楽しそうな声で相澤は
「うまくいかせますよ」
と言うのであった
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