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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第5章 fast friendship~ivy~


コンコンコン

「はい,どうぞー」
『失礼します』
「よーやくきたね。はい,そしたら検査を始めるから着替えてそこ座って」
『わかりました。すみません。日程をずらしてもらって』
「別にいいよ。ここで毎日治療しているから,検査くらいなんともないさね」


菜緒は保健室にきていた。
「まったく,健康診断前日にお願いがあると言い出したからなにかと思ったと。最近の若い子はわがままが多いね~たくもう。」
『わがままを聞いてもらってありがとうございます』

菜緒は健康診断は裸になるため人に見せなくない傷もあり,視力検査になると,眼鏡をはずさないといけなくなり,色々めんどくさいため,前もってリカバリーガールに依頼していたのであった。
もちろん担任には体調が悪く受けれなかったと伝えていた。

「まったく。困った子だね~。さぁ服脱いでこれ検査着きて計測して。その後に視力検査とかやるよ」

菜緒はリカバリーガールの指示に従い服を脱ぎ,計測に挑んだ。
カーテン越しで着替えるも二日前についた体中の傷が痛くてゆっくりしか着替えれない。
待っていたリカバリーガールも
「何をもたもたしているんだいボタンか何かひっかけたかい,時間もないんだ。早くしな」
と言ってそっとカーテンから菜緒を除いた。
菜緒の身体を見て一瞬リカバリーガールは目を見開いたが何も言わずに検査を行った
再び服を着て着替えてもらう
「次は視力検査だよ,眼鏡の度数は?」
『これ,伊達なんで普段は裸眼です』
「なんだい,それなら早くやりな」
菜緒は眼鏡をはずす
「これはびっくりしたね。こんなに綺麗な顔をしていたんだね」
『ありがとうございます。
・・・・体の方は何も聞かないんですね』
「聞いてほしいのかい。」
『いえ,勝手に調べられたり,他の教師に言われるのが嫌だったんで。できればそっとしておいてほしいですね』
「私も一応ヒーローのはしくれだ,それを見たら助けたくなるのが本心さ。だが,私も医療者だ,今まで色んな人を見てきた。あんたは今踏み込むのは嫌がりそうな顔しているしね。」
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