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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第1章 encounter~geranium~*


barで酒を作っていた男がその女に
「久しぶりに来たな。1ヶ月ぶりくらい?。お前本当連絡よこせ。」
男はそう言って女に話しかけた。
『そんなに、私に会いたかった?笑嬉しいなー、ふふ。最近はちょっと忙しくて来れなかったの。酒坂さん、私のこと大好きだもんね』
女は男の事を酒坂と呼び、上目遣いで男を誘惑するように言い返す。

______@酒坂徹
   個性:お酒 
     食べた物でリキュール、焼酎、ビールなんでも指から
     作りあげる事ができる

「はぁー、俺にそう言う顔はするなって言ってるだろ。お前はそうやって色んな男を騙すからタチが悪い。酒ばっかり飲んでないで、ちゃんと飯は食べてるのか?」
『うわー、出たお父さん。そんなに人の事ばかりだから彼女なし、独身なんだよ。』
「おい、独身は煩い。俺は別につくらないし、結婚にも興味がないだけだ。それにまだ若い。話を逸らすな。そして、ちゃんと生存確認くらい、させろ。心配するだろ。」
『あーハイハイ。ちゃんと食べてるし、生活してるよ。
 さっ今日は、久しぶりにたくさん踊って奢ってもらって呑むぞー!!』
女は煙草を消して若者達が音楽に乗って踊っている所にいってしまった。

酒坂はというと
はぁー、どうしてあーなってしまったのかね。
まぁ2年前に比べたら元気になったのだろうか
俺は何もしてやらないし、こんな形でしか見守ることが出来ないからなー
でも流石に高校生ご煙草にお酒って(泣)
俺も本当捕まるかも(泣)

と思いながら客の対応をしていた。
それでも酒坂は少しでもあいつの気休めになるならと思いながら、止めろと言えないのであった。

「あいつだけのヒーローが現れたりしてくれないかな」

とぽろっと言葉にするも虚しく独言で終わった。
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