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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第3章 mother~carnation~


『お母さん,今日も来たよ』

そういっていつも通り母に挨拶を送るが返事は帰ってこず,
母は目を閉じて,幸せそうに眠っている
そこにはモニター機械音しか流れず
母が生きてる証拠はそこだけ

いつもと変わらないモニターの音に今日も菜緒は安心し,窓辺に置いてある,花瓶に生けている花を新しくするため,一度花瓶を持ち,外に出る。

お世話になっている看護師さんたちに挨拶をし,花瓶の水を変え,枯れた花を捨て,新しく買ってきた花に変え,再度病室に戻る。

窓を開け換気をし椅子に腰かけ母に話しかける
『お母さん,私,雄英に入れたよ。しかも主席。凄くない?。
それでもやっぱり,お母さんの願っていた,ヒーローにはどうしてもなれなかった。ごめんね。
お母さんが使ったらダメていった個性も使ったとしても,今回のヒーロー科の試験は難しかったよ。
なんたって,戦闘ロボットを壊すんだって。
そんなの,私の個性じゃ何しても無理だよね。
けど,お母さんが夢だった雄英に入れた。
それだけ勘弁してね。
夜遊びも覚えちゃったから変装もしなきゃいけなくて本当大変なんだよ。
酒坂さんみたらきっと笑っちゃうよね
お母さんが起きてたら,きっと夜遊びしてる私に怒られるんだろうね
けど,今はお母さんが寝ている間の特権だよねー
だって,そんなんしてないと人生つまんないしね
あっそれと,私,クラスの副委員長になったんだよ
全然,向いてないんだけどね,クラスで美優て子が推薦しちゃって本当めんどくさい。
美優て子もさー本当マシンガントークなんだよね。
それでさー・・・・・・・』

毎日話しかけても反応のない母親に話しかけ,
これなかった日は二日間分話して帰る。

それがいつもの私の日常
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