第11章 メイド服を脱がせて レオナ・キングスカラー
激しくぶつかり合う肌と粘液の音が浴室に鳴り響く。
カーテンでしか分け隔てていないこの部屋で私の堪えている声も音も従者に筒抜けなのは間違いなかった。
「れおなしゃまっ、ああっ、ふぁ、んっ!」
頭の中は気持ちいいことしか考えられていなかった。
奥を突かれて、弱い所を擦られて理性を保ってられる訳がない。
「あああっ!や、れおなしゃまっ♡もっと、はやく、奥まで熱いの、んん!は、ああっ、あうっ♡注いでくらさいぃ♡」
「お前絶対、聞こえてんぞ」
「そんなのいいのぉっ♡あんっ!も、れおなしゃまのことしか、考えられないからぁ、あっ!♡」
「はっ…なら、お望み通り奥までやるよ、プリンセス」
ープリンセス…?
一瞬耳を掠めた単語。
自分とは遠くかけ離れた非現実的な単語が頭をよぎるが、それよりも強い快感が頭をピンクに塗りあげた。
速くなるピストンに感覚は全部絶頂へと導かれていく。
「あっ、イく…イきます…!あ、あ、はあっ、ん、ん、あっああ、んんんっ〜〜〜〜〜!♡♡」
レオナ様の背中にしがみついて私は大きく身体を震わせた。
男根は私の中でビクつき、暖かい液体が注がれている。
「はあ…はあっ…れ、レオナ様…」
ー今日は何だかこのまま抱きしめ合っていたい。
互いに伝わる心地よい温度は嘘をつけない。