• テキストサイズ

俺様主君といたずらな恋

第9章 見たくない真実との向き合い方


大倉side

朝目が覚めると

昨日の胃のムカムカが嘘のように
スッキリと消え去っていて

お腹ぎグゥーっと元気な音を立てる


何があって

こんなに体調が良くなったんや?


そんなことを思いつつ

手に握りしめたままだったスマホに

目を落とし思い出したんは



電話をかけたくせに

何も喋れない俺に


一人ずっと喋り続け

時々楽しそう笑うひなこの声が

心地よくて


その笑い声を聞きながら

眠りに落ちたこと…



ひなこの側を自分から離れたくせに

違う人の側を選んだくせに



驚くほど最低な自分に

笑うしかないけど



とりあえず今は

気持ちの良い朝に感謝して



一日を過ごしてみよう
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp