第6章 初めての合宿で
3年生の先輩に2年生の先輩…そして純太と一くんは朝食を追え、次々に出発の準備に取りかかっている
私も早く準備しなきゃ…
手嶋「あかり」
そんな時、ふと一くんと一緒にいる純太に呼び止められた
「んー?どうしたー?」
手嶋「…これ、やる」
青八木「…」
そう言って差し出された二人の手
純太の手には氷晶ボトルのスポドリ
一くんの手にはビスケット
「これ…くれるの?」
手嶋「昨日何も食ってないって聞いたから買ってきた…な、青八木」
青八木「…倒れたら、困る」
「純太…一くん…」
私は二人からそれを受け取った
純太からもらったの、暑い日差しの中でも涼めそう
一くん…こんな可愛いパッケージのやつ選んでくれたのかな
…やっぱり一くんって素敵
手嶋「っし!青八木!今日は400まで頑張ろうぜ!」
青八木「…」
二人は早速飛び乗るかのように自転車に乗り、コースを走っていった