第6章 初めての合宿で
…それにしても隣の男湯からは何やらにぎやかな声が聞こえてくる
まぁ貸し切りとはいえ部員だけでもかなりの人数がいるからお風呂もそりゃ賑わうよね…
手嶋「青八木!もうちょい前!進め!もうちょい!」
…純太の声だ
あいつまた何をやって…
手嶋「ストップ!ストップ青八木!うぉぉぉぉぉぉぉ!見える!見えるぞ!」
…あいつもしや…
手嶋「意外といい体してんな…あかり」
「何覗いてんのよーっ!」
男湯と女湯の露天風呂を繋ぐ一枚の壁の上から
チョーテンションが上がっている純太が見えた私は
思いっきり桶を投げ付けた
カポーンッ!
桶の軽快な音と共に
純太は壁の向こう側に落ちていった