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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第21章 ー林間合宿ー



「「マジュウだーーー!!!」」

その声と口田君が個性を使って
鎮めようと動くが全く効き目はなく
魔獣は峰田君へ向かって腕を振り上げる

『峯田君!?!』

咄嗟に彼を守ろうと飛び出すが
私より先にデク君が峰田君を抱え逃げた

「神無月さん、この魔獣ピクシーボムの個性だ!」

(…ってことは要はただの土って事か)

彼らに向かって再度腕を振るう魔獣に
思い切り個性で風の刃を振り下ろし刻み倒す

『大丈夫?!デク君、峰田君』

「ありがとう、神無月さん!」

怪我も無さそうで安心するが
峰田君に関してだけはまぁ…
ある意味大丈夫では無さそうだ

「あの魔獣を瞬殺かよ、流石だな」

「やったな!」

クラスの皆がワラワラと近寄って来て言うが
魔獣がこの一体だけなはずがあるわけが無い

「まだだ!!」

勝己も分かってたみたいで周りを警戒してる

「おいおい、マジかよ…」

「どうする?逃げる?!」

「冗談!12時までに…
施設に着かなきゃ昼飯抜きだぜ」

続々と姿を現す魔獣の群れに戦闘態勢を取る

『来るよ、皆』

「よし、行くぞA組!!」

「「おおー!!!」」

そして天哉君の掛け声と共に全員で
迫り来る魔獣へと向かって駆けだしたーー



ーーーーーーーーーーーー……………………

あれから何時間経っただろうか
施設に着く頃には日が落ちる前だった

「やーっと来たにゃん」

「何が"3時間"ですか……」

いやほんとに瀬呂君の言う通りだ
次々と来る魔獣の群れに対処した私達は
もうボロボロで更に空腹も加算しヘトヘトだ

「ねこねこ…でも正直もっとかかると思ってた
私の土魔獣思ったより簡単に攻略されちゃった
いいよ、君ら…特にそこの5人!躊躇の無さは
経験値によるものかしらん??」

そう言って指さされる
勝己・デク君・天哉君・轟君…と私

「3年後が楽しみ!ツバつけとこー!!!!」

その声と共にピクシーボムから
物凄い唾を飛ばされるが勝己の陰に隠れ凌ぐ
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