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仮面ライダーウィザード 

第11章 「国家安全局0課」




コンコンッ


『はい…』

晴人「俺」

扉越しから聞こえる晴人の声

『晴人…』

晴人「開けてくんね?」

『うん…』

は扉を開けて晴人を部屋に入れた

『どうしたの?直己くんは?』

晴人「もう寝たよ」

『そっか…。いろいろあったもんね』

晴人はの目に手を当てた

『晴人…?』

晴人「泣いてたろ」

『え…』

晴人「目…赤い」

『……ごめん』

晴人「何で謝んだよ」

『だって…弱くて…』

晴人「…」

『ごめん…ごめんね…晴人…』

晴人「はぁ…」

晴人はを抱きしめた

『晴人…』

晴人「お前は俺の希望だから」

『え…』

晴人「お前は俺の側にいてくれればいいんだって。何回目だ?」

『でも…』

晴人「でもじゃない」

『う…』

晴人「ったく…あのメガネ野郎…人のこと化け物扱いしやがって…」

『晴人は化け物じゃない…。化け物は私…』

晴人「バーカ。お前も化け物じゃねぇよ」

『普通の人じゃないもん…』

晴人「それは俺も」

『だから…!』

晴人「いつまで続く?この言い合い」

『…………』

晴人「。お前1人で抱え込むな。悪い癖」

『そんなこと…』

晴人「いーや。お前の悪い癖」

『…………』


―――――


朝早く起きた

階段を降りてすぐに直己の姿が

『(どうしたんだろ…。こんな早くに…)』

周りには瞬平や凛子が寝ている

直己は静かに面影堂を出て行った

『ゲートって言ったのに…』

危険ってことがわかってないなぁ…

はローブを着て直己の後を追った

もうすぐに凛子や瞬平が起きるだろう

直己が向かった先はなぜか水の再生センター

『何でこんなところに…』

直己はフードをかぶり、中へ入って行った

『ねぇ。何やってるの?』

直己「わぁっ!!」

『?』

直己「いいいつから!?」

『だって静かに面影堂から出て行くんだもん。怪しい』

直己「そうだったんですか…」

『で?何でここに来たの?』

直己「…ここで…父さんが死んだと聞いたので…」

『ここで…?』

直己「はい」

『そうなんだ…』

直己はセンターの中を歩き回る

そしてある場所に花と酒を見つけた


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