第34章 「金で買えないモノ」

はゲートの前に立った

『ちょっとすいませんね!』

はゲートの背後を思いっきり蹴り上げた

するとドサッと音と共にファントムが現れた

『あなたの相手は私』

《邪魔するなよ…》

本が赤く光る

『(もしかしてこの本…)』

は本を握り締めた

『ルフー　ラサース!!』

の周りに火の玉が現れ、ファントムを攻撃

『(１人でもファントムを倒すことができれば…晴人が動けないときでも私が戦える!!)』

本の輝きが増した

『ルフー　ローザ!!』

バラのような形をした炎がファントムに襲い掛かる


ﾄﾞｫﾝ!!


ファントムに激突

かなり効いているようだ

運を操るなら、操るヒマもないくらいに攻撃をぶつければいい

『ルフー　ラサール!!』


ﾄﾞｫﾝﾄﾞｫﾝﾄﾞｫﾝ!!!


『これで最後…っ』

が１歩踏み出した途端


ｸﾞｷｯ


『痛…っ!!』

足を挫いて地面に倒れる

『く…っ』

は立ち上がった

『絶対に…負けない…』

は本を握り締めた

『ルフー　ラムサール!!』

火の竜巻がファントムに襲い掛かる


ﾄﾞｫﾝ!!

ﾄﾞｫﾝ!!


どうやら晴人と同時に倒したらしい

晴人「!」

『晴人…』


ﾌﾗｯ…


晴人「!!」

倒れそうなの体を晴人が支えた

晴人「大丈夫か…!?」

『大丈夫…ちょっと疲れただけ…』

この本…魔力を消耗するらしい…

さっきの戦いで一気に消耗した

晴人「顔色悪いぞ…?」

晴人に言ったらきっと…この本を使わせてくれないだろうな…

『大丈夫だよ…』

は立ち上がった